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【映画】THE WAVE ウェイヴ



あらすじ:高校教師のベンガーは特別授業週間で独裁制について学ぶクラスを受け持つことに。若くて生徒からの人気もあるベンガーは授業の一環として、生徒に独裁制を体験させようとある提案をした。それは授業中に自分を指導者とした独裁制を行うというもの。最初は嫌悪感を示す生徒たちだったが、やがてこれまでに味わったことのない一体感に興奮していく。そして生徒たちは自らを「ウェイヴ」と名乗って異物の排除を行うようになり…。goo映画より引用

新橋文化劇場にて「イングロリアス・バスターズ」と同時上映してたのを観賞。
去年公開だったんだけど、都内では新宿で1館上映してただけで、全くのノーマークだった。
でも、結構面白かったよ。これ。

要は、「es」みたいなやつ。
「独裁」ができるまでのミルグラム実験のようなもので、
アメリカで実際に起こった事件を元にしている。

そして製作がなんとドイツ。本国でも大ヒットだったらしい。
ナチスを生んだドイツが、この映画を作るってすげえな。とも思ったけど、
彼らにはこの映画をつくる理由があったんだろうな。

この映画では、「独裁制」というものは、
自分たちが意図した以上に、強く大きく広がっていってしまい、
徐々に集団は暴走していってしまう。という怖さが描かれている。

最初は、「現代社会で、独裁が生まれるわけない」と言っていた生徒達が、
自然とその中に組み込まれていってしまう。
彼らに悪意があったわけでも、精神的に弱かったわけでもない。
当然の「人間性」を持った、ただの子供たちだったわけだ。


ナチスが出てくる映画っていっぱいあるけど、どの映画でも絶対悪として描かれている。
多くのドイツ人がこれを目にする。
そのたびに彼らは、「自分たちが悪いわけではない」とは思いつつも、
無意識下で小さなストレスを感じていたのかもしれない。

だとすれば、この映画は、
ナチスを生んでしまったことに対して
「自分たちが悪いわけではない。どうしようもなかった。」
とする証明になるわけだ。
そう考えれば、ドイツ人がこの映画を作ろうと考えるのにも納得だし、
無意識下で溜まっていった罪悪感を打ち消してくれるこの映画に、
多くのドイツ人が足を運ぶのも至極当然のことだ。

この映画がドイツでヒットしたということまで含めて面白い。


日本にも朝鮮人を虐殺した過去があるけど、
日本人が絶対悪として描かれる映画なんて、まず公開されないよなあ。
されたとしても、まずメディアはそこに触れないし。
それが良いのか悪いのかは分からんが…。


とにかく、面白かった。
DVD出てます。


テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメント受付中

イーゴンさんからのコメント

昔、世にも奇妙な物語でこういうのがあった。
http://www.youtube.com/watch?v=NZbnajU_O9o

ハラダさんからのコメント

へえ。
でもなぜAmazing Graceなんだろ。
つーか、YouTubeに世にも奇妙な物語こんなに落ちてるのか!
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